私は平成8年から心臓血管外科医としてスタートし、呼吸器外科、消化器外科、救命救急科での初期研修を経て、地方の病院にて地域医療を経験。その後大学病院へ戻ってからは、数多くの心臓血管の病気の診療にあたってまいりました。大学病院では病気の外科的治療が中心で、すでに症状が出ている患者さんがほとんどで、その中には発症にいたるまでに予防可能であったであろう患者さんが数多くいらっしゃいました。心筋梗塞、脳卒中などの動脈硬化が原因の病気を引き起こすと後遺症でつらい思いをする患者さんも多く、病気の発症をきっかけに患者さん御本人のみならず、その御家族の人生をも変えてしまうこととなります。近年、生活習慣の欧米化に伴い、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の頻度が高くなり、狭心症、心筋梗塞の発症も若年化傾向にあります。早い段階で発見、治療すれば発症を回避できるものと考え、その結果健康寿命も延びることになります。

平成19年からは地域個人病院にて循環器疾患全般ほか内科疾患、外傷含め保存的加療を中心とした整形外科疾患など様々な疾患を経験してまいりました。今後はこれまでの経験を活かして、地域の方々のかかりつけ医として、一人一人の患者さんにより近い立場で適切なアドバイスを行い、丁寧な診療を行い、身近で安心の医療を提供していきたいと考えております。地域の方々が健康で長生きできるように少しでもお役に立てればと思いクリニックを開設いたしました。

院長　三坂　昌温