クリニック案内

アクセス

  • 電車
    JR宇都宮線・東武伊勢崎線 久喜駅より徒歩15分

医院名
みさか内科クリニック
院長
三坂 昌温
住所
346-0003
埼玉県久喜市久喜中央4-9-11
イトーヨーカドー久喜店5F

診療科目
内科・循環器内科・外科・血管外科
電話番号
0480-22-3330
病院まちねっと

ヒスタグロビン注射

ヒスタグロビン注射についての説明

ヒスタグロビン注射とは?

くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの花粉症状は、アレルギー物質(スギ・ダニ・ハウスダストなど)が体の一部に触れることが引き金となり、体内からヒスタミンという物質を放出し引き起こされます。
ヒスタグロビンは、このヒスタミンが造られてもそれに対する抵抗力をあらかじめ獲得しておくことで、各種アレルギー反応を抑制しアレルギー反応を起こしにくくする、体質から改善するという、非特異的減感作療法と呼ばれる治療法です。

接種時期

ヒスタグロビン注射の効果が現れるまで3-4週間はかかるため、花粉症シーズンの1ヵ月前からヒスタグロビン注射を始めることをおすすめします。
この注射は、症状が出る前に4-6回の注射を終えることが肝心です。

【ヒスタグロビン注射の治療開始時期】

ヒスタグロビン注射の治療開始時期
※当院では、アレルギー諸症状の鎮静化に効果的なノイロトロピン注射も併せて行っております。
ヒスタグロビン注射とノイロトロピン注射との併用は、アレルギー症状に対して、相乗効果が期待できます。

治療スケジュール

週1回、計6週間(6週間の間に6回注射)を1クール
または週1-2回、計3週間(3週間の間に3-6回注射)を1クールとする

十分な効果が現れない場合には、さらに1クール追加で注射を行います。
※いったん現れた効果を維持するために、3~4ヵ月ごとに1回(IV)の注射を反復して使用することも可能です。
※効果には個人差があり、全ての方に同じ効果があるわけではありません。

注意点

  • 注射の成分である人免疫グロブリンは国内献血由来の血液を原料とする、特定生物由来製品(生物製剤)に分類されるため同意書が必要となります。
  • ヒスタグロビンは製造過程において、現在の最高水準の安全対策が行われ、細菌、ウイルスなど理論上はすべての微生物を排除しています。そのため、1967年(昭和42年)発売以来、感染症の報告はありません。
※しかしながら、本剤の製造に際し感染症を防止するための安全対策をとったうえでも、ヒトの血液を原材料としていることに由来する感染症リスクを100%完全に排除することはできません。
そのため、ヒスタグロビン注射を一度でも受けた方は献血をすることができません。

  • 副作用として、頭痛、吐き気、注射部位の痛み、発赤、硬結などが起こる場合があります。
    極めてまれですが、アナフィラキシーショック症状(めまい、かゆみ、蕁麻疹、呼吸困難、失神など)を起こすことがあります。
※生ワクチン(麻疹・風疹・おたふく・水痘)の効果獲得に影響があるため、生ワクチンとヒスタグロビン注射の接種間隔を3ヵ月以上あけるようにします。

接種できない方

  • 過去にヒスタグロビン注射でアナフィラキシーショックを起こしたことがある方
  • 喘息の激しい発作がある方
  • 体力の低下が著しく、衰弱している方
  • 月経前、月経中の方
  • 妊娠の可能性のある方
  • 妊娠中の方